渡邊カリー 梅田本店。元祖渡邊カリーを食す。2019-2020年末年始録その4。
こんにちは、takuoです。
引き続き、年末のカレーめぐりです。
takuo、梅田に引き返す。
淀屋橋のもつマニアでもつマニア丼を食べたtakuo。腹ごなしに梅田まで歩いて戻ります。腹の具合は8分目。お腹いっぱいな感じです。御堂筋を北に。
さすがに川のほとりで一服タイム。
淀屋橋へ向かうときにパラついていた雨はもう止んでいた。
大阪駅前第4ビルの年末ジャンボ宝くじ売り場辺りでしばし休憩。このときはもう販売は終わっていたので広場があるだけ。そして、これからどうするかを考える。
予定では
旧ヤム鐵道 (キュウヤムテツドウ) - 大阪/カレーライス [食べログ]
に行く予定だったんですが、なんか食指が動かなくて。でも、もう1軒は回っておきたいな、と。
で、食べログでどこかないかなぁと調べていたら渡邊カリーってのがひっかかってきて。
ラムカツが美味いと評判だそうで。
ラムカツ!いいね!
ただいつも行列していると。時刻はもう1時を過ぎているので大丈夫かな、と。場所としては西梅田だけど、そこまで戻るってわけでもない。歩けば、お腹もこなれてくるだろうということで進路を西へむけました。
渡邊カリー 梅田本店。
到着すると外に行列は無し。しめしめ。雑居ビルの小さなエレベーターで3Fに上がると入口前にあるイスにも人は無し。いいね。喫茶店のようなドアを開けると中も喫茶店然としたお店。ピークは過ぎているけれどほぼ満席でしたが、カウンターど真ん中が空いていたので待たずに座れました。
注文は元祖渡邊カリー。追加でラムカツ。注文は通りましたが、それ以前のお客さんの注文が5皿ほどあり、注文からカレーがでてくるのに20分ぐらいかかりました。その間、じっくり調理を見ることができました。カレーは基本的にストックでそれを温めて提供するようです。調理は1人。雑用が男女1人づつ。
着皿。
こちらが元祖渡邊カリー、ラムカツ追加。
和出汁ベースのチキンカリーと羊のキーマのあいがけ。パクチーも多めにのっています。
ラムカツは絶品でした。揚げ具合も抜群。衣のカリカリとラムのジューシーさがたまらん。一方でカレーはうーん。鯛と鶏の和出汁ベースということでしたが出汁っぽさはありましたが弱い。一方でスパイスっぽさもうーん…… 羊キーマもラムカツ食べちゃってるので相対的に印象が薄くなってる。
見えて……きた?関西スパイスカレー。
この辺りで朧気ながら関西スパイスカレーの輪郭が見えてきた気がしました。ポンガラカレーはなぜかアホみたいにしょっぱかったですが、木谷さんのカレー、そしてここのカレーを食して思ったのは塩分、油分の少なさです。油分が少ないのはまあわかる。北インドカレーとは真逆のスタンスですから。ただ、塩分が少なすぎるのはどうなのか?と。
『いい塩梅』という言葉があるように塩分は必要。しかし関西スパイスカレーは常食を目指すあまり塩分入れなさすぎじゃね?
takuoはスパイスカレー以前からいろんなパターンでカレーを作ってきた。数年前からはカレー粉ベースで作っている。そうやって作っていると味がぼんやりしているときがある。
そういうときはたいてい塩が足りてない。塩は味の輪郭をはっきりとするのに必要なのだ。この辺り塩分が足りないからといって醤油を足しても味ははっきりしないのだ。
もちろん、入れ過ぎは良くないので「さしすせそ」の味付け順は無視して、最後の最後に塩で調整するようにしている。
あと、どこもスパイスの風味が少ないのってストックからカレーを作ってるから……?全然スパイスらしさないんだけど……もっとフレッシュなスパイス感があると思っていたんだけど。どこがスパイスカレーなのか……
もちろんtakuoの舌がバカなこともあるんだろうけれど……
そうなると関西スパイスカレーはnot for meなのかもなぁ……
などと考えてこの日はコレでおしまい。
阪急電車に揺られて実家に戻りましたとさ。
つづく。