補聴器についてのあれこれ。の巻。
こんにちは、仕事行きたくないtakuoです。
おかんの入院で帰省している時に、前々からの懸念であった親父の耳の遠さについてもいろいろやってきたので、覚え書き、もしくは補聴器のの購入の参考になるようにエントリを書いてます。
以前から聞こえにくかったおとんの右耳。
おとんの耳の聞こえにくさには以前から家族みんなが指摘していました。しかし、本人は医師に何も言われないからと補聴器を使うことに乗り気ではありませんでした。
takuoもおとんも70過ぎてるし、仕方ないものと捉えてました。補聴器をつけるのは老人みたいでイヤだという感覚の方が多いともきいたことがあったので、これまでは特に強く言うことはあひませんでした。
目が悪いからメガネをする
なら
耳が悪いなら補聴器をする
補聴器は耳のメガネだ
という話をしていて、なるほどと思いました。
で、この話を年末に帰省したときに家族みんながいる時に話してそーだそーだとなったのですが、肝心のおとん本人が乗り気ではなく、まあ完全に聞こえてないわけでもないので、無理強いすることもなくその場では終わりました。
で、そのあとにおかんが倒れた。幸いにして手術も成功して順調ではあるけれど、血圧を上げるようなことは避けたい。そうなると耳が聞こえにくいとコミュニケーションをとる上で障害になってくる。ただでさえうちのおかんはイラチだったりするもんで……
なので、コレを機に補聴器をつけさせることに兄妹で決心しました。
しかし……
われわれには補聴器についての知識が全く無かったのです。
補聴器てどこに売ってんの?
さて、そんなわけで補聴器を購入しようとかったわけですが、まず補聴器ってどこに売ってるの…?
翌日、そういえば、眼鏡屋に補聴器ってのぼりが出てたよなぁ……? しかし、このご時世眼鏡屋ってあったっけ……? と、ぐぐってみると近場のメガネの三城は数年前に潰れていた。イズミヤに入っていた眼鏡屋も去年潰れていた。イオンモールに入っていた眼鏡屋では補聴器は扱っていない。そして、ようやくビジョンメガネに行って補聴器を扱っていました!
補聴器はメガネ専門店で売っている!
補聴器を試す
われわれのイメージとしては黄土色の耳にかけて使う補聴器が頭のなかにありました。しかし最新の補聴器は小型化されていて、カラーのバリエーションもあり、ワイヤレスイヤホンとたいして変わらないという印象でした。
店員さんがおとんの聴力を図って、それをPCで入力、補聴器の調整を行いながらいろいろ教えてくれました。
補聴器はヨーロッパのメーカーがすすんでおり、日本のメーカーは遅れているとのこと。
テレビショッピングなどで売っているものは集音器と呼ばれるもので補聴器ではない。
片耳が聞こえづらい方でも両耳に補聴器をする方が脳がバランスを取りやすいのでよい。
などなど。
そして、セッティングされた補聴器をつけてもらったおとんが言いました。
ぼーっという音がしてうるさい。
これは今まで耳が遠くなって聞こえていなかった音が聞こえるようになったため、頭上で稼働していたエアコンの送風の音だったようです。
最初はこれまで聞こえていなかった音が聞こえることでうるさく感じるかもしれないが、慣れると脳が自動で生活環境音は排除してくれるそうです。
何よりもびっくりしたのはおとんが聞き返さなくなっていたこと!
いつもなら、
え?
とか
ん?
とか聞き返し、こちらに意識を集中して聴く感じで会話していたのが、われわれのフツーの話し声にきっちり反応できている!
補聴器すごい!
そして、本人の話し声も小さい!
これはよく聞いていた話。耳の悪い人は声が大きくなる。聞こえれば自分の声のうるささに驚いて声が小さくなると。
おー 補聴器すごい!
ま、こんな感じで補聴器の有用性をわれわれもおとん自身も感じました。
さぁ、こんなにすごい補聴器。
今回、試させていただいた補聴器のお値段は……
50万円です!
は?
これは上から3番めのグレード。
一番上のグレードになると……
80万円です!
無理!(全員一致)
いやぁ…… おかんの入院費もなんぼかかるかわからんし、こんな小さいものに80万円?保証期間は……? 2年? 修理はしてもらえるとしても無くしたら?
一番低いグレードだと12万円です。ただし、これだと機能が制限されて、音質もあまりよくないんですよ。
この時代に、この値段。保険も効かない。そりゃ普及しないわ……
われわれはそれでは家に帰って検討します。といって、カタログだけもらって帰宅したのでした。
長くなったので、続く。