日本アニメはユーチューバーの夢を見るか?
twitterのTLにこんなのが流れてきた。
「「アニメを届ける最適な手段として、テレビではなくYouTubeを選んだ」 「モンスト」アニメ版、世界同時配信へ」http://t.co/aQQ7Gid4eC
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) 2015, 10月 14
mixiというネットメインの会社だからこそ、ほかのアニメに先駆けてできたのだろう。記事ではアニメを届ける最適な手段として選んだ、とある。しかし、これが資金回収の手段としてYouTubeを選んだになる日はそう遠くないはず。なぜならこんな記事が先日あったばかりだ。
ぱっと見、個人ユーチューバーの夢が詰まっているように見えるが、その先も見えてくる記事ではある。すなわち資金回収の手段としてのYouTube掲載。公式で掲載していけば、違法サイトや海賊版も減るだろう。もっとも、まず作るための資金が必要である。そこはサブスクリプション型の動画配信サービスが担ってくれるかもしれない。
ネットフリックスは日本展開におけるコンテンツを作るために資金提供している。まずはよしもとにということだけれど、多分来年あたりは辞めると思う。加入者が頭打ちになるだろうし。日本人にしかわからないお笑いコンテンツに資金を出すより、全世界で見られるアニメの方が利益を回収できると考えるのが当然の流れだろう。
日本のテレビは沈みゆく船か?
一方で、日本のテレビの手遅れ感はハンパない。
ホント遅きに失した感がある。これが5年前に行われていれば、まだクオリティを維持できていたのかもしれない。もはや、テレビを見る人が減っている中でどれだけの人が見逃したと思ってこのサイトへアクセスするのだろうか?
日本だけじゃなかった!もはやテレビは沈みゆく船なのか……?
日本だけかと思っていたら、そうではないようだ。
NHKのお手本はイギリスのBBCだから、NHKにはこれがアタマにあるんだろう。受信料の義務化にむかって動き出している。
NHK職員の年収は、平均年収1185万円、社会保険料などを含めた人件費は1780万円--。これは2012年度の予算審議の中で公表された数字だ。民間企業で働くサラリーマンや役員、パート従業員の平均年収が408万円(国税庁「2012年度民間給与実態統計調査結果」)と比べると、約3倍ということになる。
こんな話を聞いて、テレビ業界を目指そうという人はいても、テレビを買ってまで見ようと思う人はどんどん減るだろう。そうなると、民放もNHKもテレビ業界、エンターテイメント業界、すべてが変化のまっただ中にいて、潮目を読めないところは沈んでいくのだろう。
なんか、真面目に考察してみた!
それじゃ~ ノシ
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